最後にどんな目を入れるか

 

 

9日(水)の全校朝会では、雛人形を作っている職人さんの言葉「最後にどんな目を入れるか」についての話をしました。以下、その概略です。この雛人形は半年から1年かけて多くの職人さんの手で作られます。着物を作る人、体をつくる人、髪の毛を作る人、頭を作る人・・・。そして、最後に顔を仕上げる職人さんに人形が渡ります。そして一番最後の仕上げが「目を入れる(目を書き入れる)」作業です。その作業の場面でその職人さんが言った言葉が「最後にどんな目を入れるか」という言葉です。「最後の目の入ひとつでこれまでのたくさんの人の仕事が台無しになってしまう。最後にどんな目を入れるかということがこの人形に命を吹き込むんです」 このように「最後の仕上げ」が、それまでのたくさんの努力を生かしたり、全てを台無しにしたりするんだということです。さて、今年度もあとわずかです。特に6年生は小学校生活最後の集大成の時期ですね。皆さんは最後の仕上げにどんな目を入れますか? 

2022年02月09日